1948-03-31 第2回国会 参議院 予算委員会 第13号
その状況の下においても尚學費の値上げというようなことが文部省においても考えられておるそうでありますが、この學費の値上げは、現在の物價高に比較して見ますと、多少の値上げは止むを得ないかとも思いますが、尚進んで學生生活を脅かすようなことに相成らんような限度に止めて頂きたいと思うのであります。時にこれらのことについて文部當局及び大藏政府委員の御答辯を願いたいと思います。
その状況の下においても尚學費の値上げというようなことが文部省においても考えられておるそうでありますが、この學費の値上げは、現在の物價高に比較して見ますと、多少の値上げは止むを得ないかとも思いますが、尚進んで學生生活を脅かすようなことに相成らんような限度に止めて頂きたいと思うのであります。時にこれらのことについて文部當局及び大藏政府委員の御答辯を願いたいと思います。
のみならずそこに行けなかつたならば、そこに下宿して、そこに學費というものがなければできないのであつて、一般の生活の面においてたえがたい。かようなことから見て、結果において同じであるというならば、そういうことを抜きにして、眼の悪い者があんまとして生活できるような方途を講ずべきであると考えるのでありますが、その點についてどうお考えになりますか。
第二に、貧困家庭への學費補助、育英事業等についてでありましたが、これについてはなお一層研究し、盡力するつもりであるとの答辯でありました。その他學術研究費、科學教育の問題、教育の素質の問題、教科書、ノート等の問題、社會科課目の問題等につき、質問竝びに答辯がありました。
そういう意味において大學に行けるまでの全部の學費は國家において賄う。ここに廣く人材を日本全土から求めて、高度なる文化國家を建設される。そういう立場から考えれば、總て教育費は全部國家で賄う。ここに高度なる文化國家の建設の基盤が築き上げられる。こういうことを申し上げたいのです。高良君と反對ですが、この教育も問題に對しては絶對に國費でやらなければならない。現在非常に可哀そうに思つておるのは勤勞者です。